農家の嫁事情〜法事バージョン〜
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農家の親戚付き合い状況(千葉県柏市の場合)
私が嫁いだ農家のお義父さんの弟さんの四十九日がありました。
弟さんはもう家を出て行っている人間ということで、おばぁちゃんの時ほど盛大な葬儀は執り行われなかったけれど、同じお寺さんで、お葬式を執り行い、今日は四十九日の法要に行ってまいりました。
メンバーは
お義父さん
お義母さん
私の主人
主人の妹2人
私
お義父さんのお姉さん二人
の8人のみ。
弟さんはご結婚をされていなかったので、兄弟とうちの家族という、ごくごく身内で執り行いました。
葬儀の時も、親戚の方々は沢山来てくれましたが、ご近所さんは本当に仲が深い2人だけ。
家を出た人間なのでということもありますが、最近は近所づきあい、親戚付き合いも昔よりは希薄になってきています。
理由は後取りがいる農家が少ないため。
農家(または家業)を継がず、よそへ働きに出ていたり、ましては引っ越しをしてしまっていると、近所関係や、親戚関係は続きません。
おばぁちゃんおじぃちゃんが亡くなったら付き合いは終わり、ということになります。
前は農家は比較的近所の農家同士の結婚が当たり前だったため、狭いエリア(うちだと松戸、流山、柏、我孫子)で親戚がわんさかいます。
さらに、仲人してくれたかたも「なこうどしんせき」と言って親戚に含めてしまうので驚きです。
私の感覚からすると、「他人じゃんそれ!」
(笑)
「親戚=血の繋がり」
という私の概念が打ち砕かれました(笑)
とまぁ、(うちのエリアの)農家は芋づる式に親戚が増えます。
それが農家の親戚づきあいはめんどくさいと思われる所以でもあると思いますが、最近は時代の流れと共に希薄化しつつあります。
昔は農家のお葬式は家で執り行い、取り仕切るのは近所の方だったそうです。
しきたりも色々あり、大変だったようですが、お金はそれほどかかりませんでした。
今はお寺さんや、葬儀屋を頼んでいるので、昔よりかは楽になった代わりにお金がかかるようになりました。
手間をお金で買った感じですね。
今風です。
私は結婚前の自分の家が親戚付き合いはきちんとしてきた家だった為か、親戚付き合いは全く苦ではありません。
むしろ大切にしたいと思う方なので、「農家の親戚づきあい」に関してはあまり臆するところはありませんでした。
自分の家の親戚づきあいに比べて、大きく違うところは、やはり額の違いでしょうか。
おばぁちゃんの葬儀のときにお品がずらっと並んでいたことにはびっくりしました!!
また、お香典返しや、親戚間の贈り物の額がうちより豪華!!
(うちは下町の中流家庭)
そーゆーのが大変なんだよ!と思う方もいらっしゃると思いますが、農家の当人たちは「親戚間でのやりとりは身内での話だから特に損したとか得したとかそういう話ではないんだよ。」
という感じです。
額は少なくてもうちの親戚間でも贈り物はするし、手間や会う時間を考えるとあまり変わらないので、私の中では農家の親戚づきあいは思ったより全然大変じゃなかったです。
むしろ農家は地域で生きている為か調和を重んじる人が多いので、皆人当たりが良く、良い人たちばかりなので、とても居心地がいいです。
(うちの親戚は個性溢れる人間が多いので、私自身はとても楽しいのですが、よそから来た人からすると衝撃のようです笑)
私はたまたま千葉県柏という比較的都会の農家に嫁いだので、こういう状況ですが、田舎の方に行くと、まだまだ根強い風習などが残っている地域もあります。
しかし柏でもエリアによっては閉鎖的なところもありますし、ど田舎でも、先鋭的なところもあるので、嫁ぐ先の地域がどんな感じかは要確認です!
他のエリアの状況も随時アップしていきますね!!