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4Hクラブというもの〜若手農家の集まり〜

ハウスの解体二日目

 

昨日は近所の農家さん5人に集まってもらい、計7人でハウスの解体二日目を行いました。

 


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手前にある銀色のシートがかかっていました。

 

そのあとは連結部分の部品をトンカチで地道に取って

 

 

 

支柱が埋まっている部分を掘って

(※人間が大きいわけではありません(笑)

小さいユンボで回りを掘ってくれました!!)

 

そして支柱を引き抜く!

 

しかしこれ、農家の男の子でも腕がパンパンになる作業。。

 私一人では不可能でした。

 

業者に見積もりを出したら2棟で10万と言われました。

 

しかし、主に主人が築き上げてくれた今までの人脈のおかげで、ほぼお金かからず(昨日の夜のご飯代くらいで)、終えることができました。

 お礼に、使わなくなった農業資材は無料で持ち帰ってもらいました!

 

皆でわちゃわちゃしながら楽しく作業。

 笑いが絶えない時間でした。

 皆、みんなでやれば楽しいことがわかっているので、積極的に参加してくれます。

 

なぜ楽しいかわかっているかというと、4Hクラブという若手農家の集まりでみんなで作業をするのが楽しいという経験があったからなのでした。

 

 

4Hクラブとは

 

4Hクラブ(よんえいちくらぶ)という、若手農家の組織があります。

 実はこれ、アメリカ発祥の世界的な組織なのです。

 

名前の由来は、4つのHです。

  • Health(健康)
  • Hands(手)
  • Head(頭)
  •  Heart(心)

 

4Hクラブ(フォーエイチクラブ)は、よりよい農村、農業を創るために活動している組織。

 

 ウィキペディアより引用

 

この団体は、私から見ると大学のサークルのようなもので、

 

  1. 町のイベントに4Hとして参加して、もちをついて売ったり、
  2.  子供の芋掘り体験のために、4Hとしてとある圃場(畑)を使ってさつまいもを作ったり、
  3. (名目上)視察旅行に行ったりとかしています。

 

何よりもこの会で培われるものは「社会性」です。

農家のセガレは、学校を卒業してすぐ、家に入る事が多いです。

 「社会」というものを知らない若者たちは、この4Hクラブを通して、大人としての人とのつきあい方を学んでいきます。

 

そして、かけがえのない生涯の仲間を見つけます。

 農家は同じ土地で代々に渡り、農業という仕事をして生きていきます。

 農家同士だからこそ同じ悩みを持ち、それを分かち合い、時に皆で連携して仕事が発展していったりすることがあるでょう。

 

先日のブログ↓でも書きましたが、(タイトルをクリックしてください)

oikonoukanoyome.hatenablog.com

 

 「今日行こう!」

「オッケー」

 

で遊びに行ける仲間は皆この4Hの活動で絆を深め合ったメンバーです。

 

うちの主人は4Hが大好きです。

私が大学のサークルが大好きなのと一緒なのでしょう。

同じ土地で何十年も一緒に農家をやっていく、同世代の仲間。

本当に宝です。

 

と、同時に関係を崩してしまうと地域で活動しづらくなります。

生涯地域と関わって生きていかなければならない農家は、自ずと周りと一緒にやっていく能力を身につけます。

農家に「人がいい人間」が多いのは、こういうところからだと私は思います。

 

 

 

昔は婚活の場でもあったのだ

 

今は、男性ばかりの4Hですが、うちの両親の世代は農家の娘さんなど、女性も多くいたそうです。

 

主人の両親も、4Hクラブて出会い、結婚しました。

 

以下ややこしいので名前で説明します。

 

⚫︎登場人物⚫︎

私の主人のお父さん:健太さん

私の主人のお母さん:恵さん

 

 

恵さんのお父さんは早くに亡くなってしまいました。

長女であり、第一子である恵さんは、「お母さんが一人でやっていて大変なので、家の農業を手伝う」と決めて、ご実家で農業をしていました。

(恵さんには弟がいたので、弟(長男)が家を継ぐことになっていました。)

 

そこに、後に旦那となる健太さんが4Hクラブのお誘いをしに行って、一緒に4Hクラブの活動をしていくうちに仲良くなり、成婚に至ったということでした。

 

昔は農家の娘が農家に嫁ぐことが当たり前だったので、4Hクラブも女性が入り、そこで何組ものカップルが成立したのでした。

 

しかし、今や農家の娘は農家に嫁に行くのは嫌だという時代。

 

4Hクラブはほぼ男性だけの組織になり、婚活の場という役目は果たさなくなってしまいました。

男子校みたいでとても楽しそうなので、それはそれでよいと思いますが🎵

 

北海道との比較

 

今の流山4Hクラブは10人ちょっと。

(昔の名残で柏の農家のセガレが入る4Hは流山4Hなのです。流山市柏市のお隣さんです)

近隣ですと松戸4H、船橋4H、市川4Hなど、エリアごとに4Hがあります。

我孫子4Hは人数がいなくなり、消滅したようです。

4Hクラブは入ることが必須ではないので、入る人がいないとなくなってしまいます。

 

そして驚いたことに、北海道の栗山町という札幌から車で1時間の町の4Hクラブのメンバーは約20人いるそうです。

栗山町の人口は1万4000人。対して柏市の人口は40万人以上。

しかし4Hクラブの人数は柏市の倍!

さすが北海道。

 

でもこの東葛エリア(松戸、柏、市川、船橋あたり)は、千葉の中で若手農家が一番多いエリアなのです。

つまり、実家の農業を継ぐセガレが多いのです。

 

理由は「ちゃんと儲かる」から。

人口が多いので、「作れば売れる。」

うちも直売で農協に卸すよりいい値段でスーパーに卸すことができています。

↓の記事に詳しく書いてあります。

(タイトルをクリックしてください)

 

oikonoukanoyome.hatenablog.com

 

 

北海道のように、人口が少ないエリアだと、輸送をして、消費地に野菜を届けなくてはならないのでコストがかかりますよね。

 

販売面では都市型農家は恵まれているのです。

逆に栽培面積を広げようとなると難関がありますが。

 

中山間地や都市型の小さい農業があって、北海道みたいに大きい農業があって・・・

 

いろんな農業の形があって、日本の農業のバランスが保っていけると良いですね。