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おいこの婚活ブログ

農業専門の婚活サイト「Raitai」を運営している農家の嫁の婚活応援ブログです♪

短期農業体験ができる3つのサイト〜ボラバイト、農ホリ、WWOOFのススメ〜

ボラバイトとは

 

ボラバイトって知ってますか?

 

ボランティアとアルバイトを掛け合わせた造語です。

 

www.volubeit.com

 

基本住み込みで、農家で働かせてもらうシステムです。

日給は3000円〜5000円程度。

滞在費はタダ。食事は用意してくれるところもあれば、材料だけ提供してくれるところもあれば、食事費用を別でくれるので、自由に自炊するところなど、様々です。

 

受け入れ農家側はボラバイトに払う日給と、ボラバイトの宿泊代や食費、事務局に支払う手数料を合わせると普通にアルバイトを雇うくらいの出費になります。

なので、ボラバイター(働き手)にはボランティア気分で仕事をしてもらっては困ります。

ボラバイトだからといってきちんと仕事をしてもらうことが求められます。

 

私も一人で独立就農をする前に色々な農業が見たくて、山梨のもも、ぶどう農家に2ヶ月ほど住み込みでボラバイトしていたことがあります。

あ、あと軽井沢のペンションと伊豆の旅館なんかも行ってました!

なかなか体験できないことをできたし、仲間と生活も一緒にして働く楽しみは何にも代えがたい貴重な思い出になりました。

 

~ボラバイターの恋愛事情~

 

ボラバイトのサイトを見ているとよく見かける「香川県の観音寺」

農業が盛んな地域なんだなぁと記憶に刻まれていました。

地名もなんか印象的だし。

 

そして、私が農業専門の婚活サイトでクラウドファンディングをしていたときに、フェイスブック上で知り合った観音寺の方と、メッセージのやり取りをしていたのですが、「観音寺はよくボラバイトのサイトで見ていたので親しみを感じていました。農業が盛んなのですか?」

と聞いたところ、

農業盛んです。かくいう私もボラバイトで、この地に来て、ボラバイトの女の子と結婚しました(笑)まわりにも、ボラバイトから農家に嫁に行った子たちがたくさんいます。」

というご返信が!!

 

ほえー!!

面白い!!

バラバイト、そんな役目も担っていたとは!!

 

ちなみにこの方は観音寺の果樹園で働いていらっしゃいます。

 

1ヶ月単位の住み込みで田舎に滞在していて、そこでカップルになったという話はたまに耳にしていましたが、農業体験などの1週間足らずの期間ではカップルになる率は低いのかなと思いました。

 

やはり同じときを過ごせば過ごすほど相手のことを知るようになり、好きになることは多いですよね。

小学生のときに例外なく隣の席の男の子を好きになっていた私はすごくその気持ち、わかります(笑)

 

皆さんも恋が始まる予感がプンプンするボラバイト

1週間〜行けるところもありますので、是非どうぞ!

 

そんなに休みが取れないよ(;_;)という方は【農ホリ】無料農業体験 | はいかがでしょうか。

 

農ホリとは

 

農ホリは、農業に関心があり農作業を学びたい方と農作業を手伝ってもらいたい農家さんとのマッチングサービスです。農家さんにお手伝いに行き、食事や宿泊場所を提供してもらいます。

※交通費は自己負担、作業代金は発生しませんのでご了承ください。

 

 農ホリHPより引用

no-holi.strikingly.com

 

こちらはお金のやり取りは発生せず、農家さんから宿泊費や食事の提供をしてもらい、お手伝いさせてもらうものですが、土日のみなどの短期で農業体験をすることができます。

 

受け入れ農家側は一人受け入れをするごとに事務局に3000円支払います。

一度マッチングしてしまえばその後は双方のやりとりで再度お手伝いに行く場合は事務局を通さず、相対で約束をして大丈夫です!

 

 

 

そして次にご紹介するのが、農ホリと同じ仕組みだけど、ホスト(受け入れ元)がオーガニックの農家さんや環境に配慮している旅館のみの全世界規模のサイト、WWOOFです.

 

 

WWOOFとは

 私は今もWWOOFer(ウーファー)働き手として登録しています。

 

有機農家であるホストと、日本全国・世界各国のウーファーをつないでいます。WWOOFのサイトを通し様々な人と友達になり、その関係性を深化させ、オーガニック生活を知り、新しい知見を得て、価値観の多様性を感じ、自分を向上させていくものです。家族のような気持ちで、何をしたら相手が喜んでくれるかをお互いが念頭に置きながら一緒に短い間生活します。
ホストとウーファーはお金のやり取りはしません。「食事・宿泊場所」と「力」そして「知識・経験」を交換します。

WWOOF HP より引用

 

www.wwoofjapan.com

 

こちらもお金のやり取りは発生せず、農家さんから宿泊費や食事の提供をしてもらい、お手伝いさせてもらうものです。

2日程度からOKのホストもありますが、1週間〜のところが多いです。

 

そして、こちらは会員登録制です。ホスト側もウーファー側も1年間あたり5000円一括前払いです。

WWOOFのサイト上で直接ホストとメッセージのやりとりをして訪問日程を決めます。

 

私はWWOOFも、自分で農業を始める前に三重、岡山、千葉、埼玉の4箇所くらい行ってきました。

 

有機農業をやっている方は濃いぃ面白い方が多いので、それはそれは刺激的な体験でした!

異文化に触れてみたい方、オススメです。 

人生がときめく片付けの魔法

今更ながらずっと読みたかった近藤麻理恵さんの「人生がときめく片付けの魔法」を読んで、片付けがしたくてたまらなくなって、19時から1時までずっと片付けをしていました。

 

こんまりさんも片付け中毒者のようですが、私も家を歩いては常に「捨てるものはないか」「片付けるものはないか」と目を光らせているのに全然片付かない!!

 

そしてリバウンド(また散らかる)

 

 

 

そもそも物が多すぎるんすよ

本当にときめくものだけ残そうよ!!

そうじゃないと物に失礼だよ!

 

ってお話し。

 

 

 

「衣替え」すらも必要ないと説くこんまり氏。

 

衣替えってめんどくさくないですか?

初夏、夏物をまだ出す前に買い物に行ってしまって、どんな夏服を持っていたかわからずについ服を買ってしまう。

でも好みってほぼ変わらないから、同じような服が溜まっていく。。

その悪循環から抜け出しましょうよ!

 

ってお話し。

 

 

 

このとにかく捨てろっていうのがもったいない症候群の私からするとなんか腑に落ちるような落ちないような。

 

物を(大幅に)減らして、何がどのくらいあるのか、きちんと自分で把握できるようにして、これから無駄な物を買わないようにしましょうね。

ってことなんだけど。

 

 

 

 

しかしこんまり式で靴下を一個一個たたんでいる時に気づきました。

 

裏返しになってる靴下。

「別にいーや。作業用だし。裏返しのまま履けばいいし。」

 

・・・はっ!

これは物にとても失礼なことをしているんじゃないか!?

私はこの一つ一つの靴下のおかげで日々を快適に過ごす事ができているんだ。

もっと大切に扱わないと。

 

 

 

 

「ときめく」ものに囲まれて生活しましょうっていうのは、何もキラキラしたかわいいものでグッズを揃えましょうってことではなくて、大切にしましょうってことだったんですね。

 

納得。

 

 

 

 

 

前にテレビでこんまりさんがタンスの服のたたみ方を紹介されているのを見てから、服のたたみ方だけはずっとこんまりさん方式でやってました(確かに長年リバウンドしてません)が、今回全部!こんまりさん方式にしました。

 

心がときめくものだけ残せたかはちょっと不明だけど、かなり物を減らせた模様。

 

超!おすすめです!!

↓↓↓↓↓

 

ただ私は汚い作業着は捨てましたが、私服は全てリサイクルショップに持っていきます。

だってもったいないもーん!

本当にお金にならないけどね。

精神衛生上捨てるよりマシなので。

 

(途上国支援もしたいけどなんか賛否両論あってなかなか踏み込めずにいます。。)

 

 

それかフリマアプリで売りたいな。。

いや、そんなことやってる時間ないよな(;;)

 

しかし部屋、かなり綺麗になった!

これで運勢も良くなるといいな!

 

 

 

現に片付けをしていたら嬉しいメールが。

 

私のクラウドファンディングのページを見てくれた方からでした。

 

readyfor.jp

 

「農家の嫁、憧れです!」

 

と、書いてあるじゃありませんか!!

 

嬉しい!

自分の活動に自信が持てます!!

 

私は気づきました。

この活動を進めていくにつれて、どんどん幸せになるのは私です。

 

農家の嫁が増える

自分の立場が肯定される

さらに仲間が増える

 

ハッピーの連鎖ですか!?*\(^o^)/*

 

大変なこともあると思いますが、何よりも自分がハッピーになるため、ハッピーになる人を増やします!!

 

 

見つけます!

あなたに合う人!!

必ずや!!

 

575

 

農家の嫁になった人の4パターン

2016年11月16日〜21日まで「農業専門の婚活サイト」のPR活動で北海道に行っていました。

 

 

私がとにかく感動したのは北海道でお会いした農家のお嫁さん達がとにかく素敵だったこと!!

 

みなさん私の「農業専門の婚活サイト」をとても評価してくださり、応援してくれました。

 

それぞれ色々な立場から農家の嫁になって、色々あったと思うけれど、みなさんとてもキラキラと素敵に活動されているので、こちらも勇気をもらいました!

 

「素敵な農家の嫁をもっと増やしたい!」

 

心からそう思えました。

 

農家の嫁になった経緯は皆それぞれ。

 

ケース1 好きになった人がたまたま農家だった。

 

おつきあいを始めた人がたまたま農家で、結婚することになり、何もしらないで農家に来た。

今も同居をしている。

今では自分の裁量でなんとかできる部分もあるが、最初からそうだったわけではないし、逃げたくなることもたくさんあった。

 

とのことです。

なので、きちんと農家に嫁に入るということがどういうことかを知った上でお嫁に行けばミスマッチは軽減されると思う、とおっしゃってくれました。

 

ケース2 旦那が実家の農業を継ぐと言い出した。

 

埼玉で出会い、普通の仕事をしていたお二人。

結婚をすることになったときに、旦那から「ゆくゆくは実家の農業を継ぎたいと思っている」と告げられた。

その時に始めて「農業って、なりたいって思うような憧れの職業なんだ」と認識をしたというお嫁さん。

そこから農業に対するイメージが180度変わったとのこと。

今では田舎に馴染んだ様々な活動をしているが、埼玉にいるときは、車やバイクが大好きで走り回っていたらしい。

今と違いすぎる趣味に周りのお嫁さん達もびっくり!

「人って環境に順応して変わるよね〜」と淡々と語る。

 

今ではベビーヨガセラピー講師や、チャイルドコーチングアドバイザーの活動をしていらっしゃったり、陶芸も手がけたり、田舎ならではの様々な活動をしているこちらのお嫁さん。

「どこへ行こうが、何をしようが、幸せに生きるかどうかはその人の考え次第」

自分の課題でもあるこの言葉が頭のなかに浮かんだのでした。

 

ケース3 旦那と一緒に新規就農

 

東京で仕事をしていたが、旦那と共に新規就農をする決意をして、(いきなり!)北海道は長沼町に移住。

そこで農業研修を経て、農地を購入し、新規就農を果たした夫婦。

新規就農で農地を「買った」とは驚いた。

関東では新規就農者は畑を「借りる」ことがほとんどだからだ。

しかし、北海道では農業が盛んで多くの農家が規模拡大をしようとしている。

なので土地を買いたい人はいくらでも居る中、「借りて」農業をやろうなんて考えじゃ周りに認められないとのこと。

北海道の農地は本州に比べてかなり安く買えるということもあるが。

 

なので、嫁姑問題などはないが、近所との信頼関係を築くのが大変だろうと思うが、お嫁さんの人柄を見ていると、どこでもやっていけそうな方だなという印象。

きっとご近所ともうまくやっていることでしょう。

 

ケース4 農家の嫁になりたくて農コンに参加

 

農家の嫁になりたい!と決めて挑んだ農コン(農業婚活パーティー)。

しかしその農コンでは良い出会いはなかった。

違う農コンにも参加し、そこで仲良くなった農家さんに個別で今の旦那さんを紹介され、結婚に至る。

 

「姑さんと喧嘩しますよー!」と当たり前のように語るこちらのお嫁さん。

でもなんだかんだでまたしゃべるようになってるとのこと。

本当の家族のようになっているのだな、と自然体で自分らしく暮らせている印象を持ちました。

 

しかし結婚が遅く、なかなか子供が授からないことが問題。

両親とご本人は養子を取ることを考えているそう。

しかし今、農業のほうは両親と旦那さん夫婦の4人ででうまく回せてるらしく、それで満足の旦那さんは子供に時間が取られることが考えられず、今のままでいい。とおっしゃるらしい。

「でも両親がいなくなったら二人で一生やっていくってことになるんだよ!?」

その言葉に旦那さんは「はっ!」としたそうです。

 

その後どういう結論をしたかわかりませんが、農業にとって後継者はとても大切。

しかし、後継者が結婚をしなかった場合、「このまま一人で一生農業やっていくんだよ!?」と問いかけをしたい。

一人だったら二人の方がいいし、二人だったら、子供が授からなくても養子を取ればいい。

選択肢が広がります。

 

「農家のお嫁さんは後取りを産まなきゃいけない」というイメージがあると思いますが、「一人より二人のほうがいい。」と私は考えますので、是非、年齢に関係なく農家のお嫁さんになってくれる人が増えればいいなと思います。

 

 

 

 

 

以上、

農家の嫁になるケースはこの4通りで全てなんじゃないかと思います。

最後の4のケースが私がお手伝いしていきたい分野です。

「農家の嫁になりたい」と決意をしている方は少ないと思いますが、農業に興味がある、田舎暮らしに興味がある方、是非一度お話ししましょう!

 

↓私がコンサルティングをする食事会です。是非お気軽にお申し込みくださいませ🎵

(タイトルをクリックしてください)

 

oikonoukanoyome.hatenablog.com

 

最後に

北海道には「Links 北海道若手農業者集団」という農業女子の団体があります。

 

私たちは、北海道で農業を営む女性グループです。

新規就農者、農業後継者、農家の嫁。

さまざまな形で農業を営むメンバーが集まり、交流し、情報交換をし、勉強をし、刺激しあいながら

自らの経営を良くするために自分たちができることを考えていく

農業者グループです。

 

LinksHPより 抜粋

 

北海道に来て農家の嫁になったら、ここに入ってもらえれば、仲間がたくさんいるのでサポートできるよ!と教えてくれました。

 

これは心強い!!

さすが北海道。

農業界がとても進んでいます。

 

とある農家さんは農業ができない冬の時期は家族で長期旅行に出かけるそう。

農業は休みがないというイメージがあると思いますが、雪国は違います。

もちろん、出稼ぎに出たり、雪かきの仕事などをしている人も多いと思いますが、雪以外の時期にしっかり稼げば年に一度の長期旅行だって夢ではありません!

 

北海道、おすすめですよ。

 

農業専門の婚活サイトはこちら↓

noukon.org

 

 

 

 

 

 

 

4Hクラブというもの〜若手農家の集まり〜

ハウスの解体二日目

 

昨日は近所の農家さん5人に集まってもらい、計7人でハウスの解体二日目を行いました。

 


f:id:oikonoukanoyome:20170201161245j:image

手前にある銀色のシートがかかっていました。

 

そのあとは連結部分の部品をトンカチで地道に取って

 

 

 

支柱が埋まっている部分を掘って

(※人間が大きいわけではありません(笑)

小さいユンボで回りを掘ってくれました!!)

 

そして支柱を引き抜く!

 

しかしこれ、農家の男の子でも腕がパンパンになる作業。。

 私一人では不可能でした。

 

業者に見積もりを出したら2棟で10万と言われました。

 

しかし、主に主人が築き上げてくれた今までの人脈のおかげで、ほぼお金かからず(昨日の夜のご飯代くらいで)、終えることができました。

 お礼に、使わなくなった農業資材は無料で持ち帰ってもらいました!

 

皆でわちゃわちゃしながら楽しく作業。

 笑いが絶えない時間でした。

 皆、みんなでやれば楽しいことがわかっているので、積極的に参加してくれます。

 

なぜ楽しいかわかっているかというと、4Hクラブという若手農家の集まりでみんなで作業をするのが楽しいという経験があったからなのでした。

 

 

4Hクラブとは

 

4Hクラブ(よんえいちくらぶ)という、若手農家の組織があります。

 実はこれ、アメリカ発祥の世界的な組織なのです。

 

名前の由来は、4つのHです。

  • Health(健康)
  • Hands(手)
  • Head(頭)
  •  Heart(心)

 

4Hクラブ(フォーエイチクラブ)は、よりよい農村、農業を創るために活動している組織。

 

 ウィキペディアより引用

 

この団体は、私から見ると大学のサークルのようなもので、

 

  1. 町のイベントに4Hとして参加して、もちをついて売ったり、
  2.  子供の芋掘り体験のために、4Hとしてとある圃場(畑)を使ってさつまいもを作ったり、
  3. (名目上)視察旅行に行ったりとかしています。

 

何よりもこの会で培われるものは「社会性」です。

農家のセガレは、学校を卒業してすぐ、家に入る事が多いです。

 「社会」というものを知らない若者たちは、この4Hクラブを通して、大人としての人とのつきあい方を学んでいきます。

 

そして、かけがえのない生涯の仲間を見つけます。

 農家は同じ土地で代々に渡り、農業という仕事をして生きていきます。

 農家同士だからこそ同じ悩みを持ち、それを分かち合い、時に皆で連携して仕事が発展していったりすることがあるでょう。

 

先日のブログ↓でも書きましたが、(タイトルをクリックしてください)

oikonoukanoyome.hatenablog.com

 

 「今日行こう!」

「オッケー」

 

で遊びに行ける仲間は皆この4Hの活動で絆を深め合ったメンバーです。

 

うちの主人は4Hが大好きです。

私が大学のサークルが大好きなのと一緒なのでしょう。

同じ土地で何十年も一緒に農家をやっていく、同世代の仲間。

本当に宝です。

 

と、同時に関係を崩してしまうと地域で活動しづらくなります。

生涯地域と関わって生きていかなければならない農家は、自ずと周りと一緒にやっていく能力を身につけます。

農家に「人がいい人間」が多いのは、こういうところからだと私は思います。

 

 

 

昔は婚活の場でもあったのだ

 

今は、男性ばかりの4Hですが、うちの両親の世代は農家の娘さんなど、女性も多くいたそうです。

 

主人の両親も、4Hクラブて出会い、結婚しました。

 

以下ややこしいので名前で説明します。

 

⚫︎登場人物⚫︎

私の主人のお父さん:健太さん

私の主人のお母さん:恵さん

 

 

恵さんのお父さんは早くに亡くなってしまいました。

長女であり、第一子である恵さんは、「お母さんが一人でやっていて大変なので、家の農業を手伝う」と決めて、ご実家で農業をしていました。

(恵さんには弟がいたので、弟(長男)が家を継ぐことになっていました。)

 

そこに、後に旦那となる健太さんが4Hクラブのお誘いをしに行って、一緒に4Hクラブの活動をしていくうちに仲良くなり、成婚に至ったということでした。

 

昔は農家の娘が農家に嫁ぐことが当たり前だったので、4Hクラブも女性が入り、そこで何組ものカップルが成立したのでした。

 

しかし、今や農家の娘は農家に嫁に行くのは嫌だという時代。

 

4Hクラブはほぼ男性だけの組織になり、婚活の場という役目は果たさなくなってしまいました。

男子校みたいでとても楽しそうなので、それはそれでよいと思いますが🎵

 

北海道との比較

 

今の流山4Hクラブは10人ちょっと。

(昔の名残で柏の農家のセガレが入る4Hは流山4Hなのです。流山市柏市のお隣さんです)

近隣ですと松戸4H、船橋4H、市川4Hなど、エリアごとに4Hがあります。

我孫子4Hは人数がいなくなり、消滅したようです。

4Hクラブは入ることが必須ではないので、入る人がいないとなくなってしまいます。

 

そして驚いたことに、北海道の栗山町という札幌から車で1時間の町の4Hクラブのメンバーは約20人いるそうです。

栗山町の人口は1万4000人。対して柏市の人口は40万人以上。

しかし4Hクラブの人数は柏市の倍!

さすが北海道。

 

でもこの東葛エリア(松戸、柏、市川、船橋あたり)は、千葉の中で若手農家が一番多いエリアなのです。

つまり、実家の農業を継ぐセガレが多いのです。

 

理由は「ちゃんと儲かる」から。

人口が多いので、「作れば売れる。」

うちも直売で農協に卸すよりいい値段でスーパーに卸すことができています。

↓の記事に詳しく書いてあります。

(タイトルをクリックしてください)

 

oikonoukanoyome.hatenablog.com

 

 

北海道のように、人口が少ないエリアだと、輸送をして、消費地に野菜を届けなくてはならないのでコストがかかりますよね。

 

販売面では都市型農家は恵まれているのです。

逆に栽培面積を広げようとなると難関がありますが。

 

中山間地や都市型の小さい農業があって、北海道みたいに大きい農業があって・・・

 

いろんな農業の形があって、日本の農業のバランスが保っていけると良いですね。

 

 

コーチング

今日は待ちに待ったコーチングの講座の初日。

 

コーチングの勉強をしたいと思い、本を何冊か買って読んだけれど。。。

 

正直イマイチ。

 

やっぱ本で読むのと、人に教えてもらうのは違うよなー!

 

だって自分で勉強できたら塾いらないもんなー。

 

資格の大原だって店舗構えないよなー。

 

私は人生の低迷期が結構長くて、

 

大学出て社会人になって半年もしたら病み始めて、仕事つまらなすぎて転職しようと農業志して、始めた頃はよかったんだけど、初めての単身田舎暮らしでカルチャーショックが激しくて、東京に帰るのが怖いと泣いて、勝手に人と距離置いて、勝手に人との溝作って、人に絶望して、旦那だけが心の拠り所になってて、そしたら旦那事故って大怪我してずっと入院して、私は旦那の仕事もやって自分の仕事が後回しになって自分の仕事終わらなくて追い詰められてついに寝込んだのがちょうど1年前。

 

1ヶ月出荷しかしてなくてそれ以外は寝込んだり筋トレしたりしてた(笑)

 

あれ、寝込んでたって言わないかな?

 

でも、畑仕事がどうしてもできなかった。

 

出荷は待ってくれてるお客さんがいたから、できたけど、畑の片付けが手につかなくて。。。

 

結果、一部耕作放棄地のように草ボーボーにしてしまい、大変なことに。。。

 

私の心が弱いせいで地主さんにはご迷惑をおかけして本当に申し訳なかった。

 

どちらにせよ女一人で少量多品目有機栽培を4反新規就農でやることはちょっと無謀すぎたので、畑をお返しすることに。

 

そしてこれからは農業専門の婚活サイトの運営に力を入れていくわけですが、

 

結婚していない方の話を聞いてると、なんだか結婚に対する幻想みたいのがあったり、やたら理想が高かったりして、客観的に聞いてると違和感を感じるんだけど、本人至って真面目に話をしていて、、、

 

これは、考え方をちょっと変化させないと、いくら出会いの場を提供しても結婚できないぞ!

 

ってことに気づいたのです。

 

なので、「恋愛とは」「結婚とは」を教えてくれる人を探していたわけですが。

 

なかなかこれだ!と思う出会いがなく、そんなことしていたら、「結婚の学校」というものに出会って、これだ!って思ったわけ。

 

結婚の学校とは

 

聞くとやはり結婚のやり方を教えてくれるのはここくらいしかないのですごく繁盛しているとのこと。

 

そりゃそうだ!

 

この講座は要はコーチング。

 

婚活を始めたけれど惨敗で、どんどん自分に自信が持てなくなって、余計に婚活がうまくいかなくて、、という人達に、自分に自信を取り戻してもらって、充実した人生を歩んでもらう。

 

そうすると異性からも素敵に映って、結婚もうまくいくよね♪

 

ってやつです。

 

でもそれ以前に私自信、自分がまだどうしても水面下から抜け出せないので、(水面に薄い氷が。。。)自分の考え方も変えていけるといいなと思い、このコーチング(結婚の学校の先生(コーチ)を育てる講座)に申し込んだのでありました。

 

 

初めて会場に行ってびっくり!

50人を超える人が。。。

 

全員が壇上で一人一人自己紹介と課題発表したからすごい時間かかってんだけど。。。笑

 

私は新・農業人フェア でプチ講演会を何度も担当させていただいているので、人前で話すことに比較的慣れていると思ってたのですが、壇上で話をしだすと、どんどん足が震えてきて声も震え気味に。。。

 

あちゃー!!

自分まだまだだなー!!

 

この講義では毎回発表をするそうなので、慣れていくといいな!

 

今回学んだことは、

 

「成長できない原因は素直に実践できないから」

 

というもの。

 

これ、間違いない。

 

いくら自己啓発本を何冊も読んだところで、実践しないと意味ないから。

 

なぜ実践しないかというと自分の過去の経験、実績が邪魔してるから。

 

それぞれ自分の考えっていうのがやっぱりあって、それが強い人ほど成功は遅れると。

 

要は頭のいい人のほうが成功は遅れる。

 

スポンジみたいな人ってすぐ成功しちゃうとのこと。

 

「一旦自分が思ったことを無視して、脇に置いてみよう」

 

私、これやる。

 

自分の柔軟性のない頭かちわりたい!

 

こだわりって最近本当に好きじゃない。

 

こだわりがないことこそ真に軸がしっかりしてるってことなんじゃないかと思ってる。

 

軸はしっかり、頭はやわらかく。

 

これ大事ね。

 

そうすればもっと人生楽に生きられる気がする!

 

 

 

 

 

仲間っていいな

今日は私の畑にあった大きめのハウス解体を農家仲間に手伝ってもらいました!

 

今日はうちの主人と主人の親友の若手農家さんの三人。

 

この若手農家が大学までスポーツ(砲丸投げ)で行ってるだけあって馬力がすごい!

 

重機が一台来たみたいでした。

 

でも高いところは苦手なようで、高いところのパーツ解体は旦那がスンスンやってくれました。

 

私は地味だけど意外と大変だったマイカ線(農業の必須アイテム!太くて丈夫でさらに記憶形状なビニールヒモ)回収をやったりしてました。

 

あー

男手って本当に助かるな。

 

馬力が全然違う!

 

一棟をほぼやっつけ、31日にもう一棟!

 

そして31日はかなり人が集まってくれるみたい。

 

皆さん本当にありがとう!

 

素敵な方々✨


そして夜ご飯もいつものメンツで焼肉屋。


「今日行きましょう!」


「行こう!」


いつも仕事が終わりそうな夕方に誰かが声をかけてその日いけるメンバーで集まります。


うちの主人はお酒を飲まないので、駅から遠い農家の家々を回って皆をピックアップし、また最後送り届けるというパターン。


愉快な仲間たちとの農家生活なかなか楽しいですよ♪


合コンいつでも開きますので、気になるかたはご一報を!笑

果たして農協は悪なのか!?

毎年この時期はそう、あの季節ですねー!

 

自営業者が頭を悩ませるやつ。

 

そう、確定申告。

 

うちは農協とおつきあいがあるので、自分でまとめてから農協さんに提出をします。

 

そうすると農協さんが減価償却のデータなど持っていてくれているので、さらにまとめて、オンラインで提出してくれます。

 

農協さんに払ってる手数料でこれやってくれるんだから、ありがたいです。

 

いつか有料になりそうだよねと旦那が言っていましたが。。

 

世の中では小泉農水大臣が農協の改革を進めているそうですが、私からしたら賛否両論かなぁと。

 

農協はほぼ独占市場なので、悪だ、と言われる所以もわかりますが、農協じゃないとできないこと、めんどくさいこと、あります。

 

農協だからこそ持っている情報があります。(独占だからそりゃそうだ)

 

私も農業を始める前は農協大改革などの本も読んだりして、「農協は悪だ」と刷り込まれて農業の道に入りました。

 

そして、新規就農してからも、農協は通さず、個人間で直売をしていました。

 

やはり中間マージンを取られるのが嫌だったのです。

 

めんどくさそうな「おつきあい」も避けたかった。

 

「自分の力でこだわりの野菜を売るんだ!」

 

なんて小娘がほざいて、でも結局4年間それを貫き通しました。

 

・個人宅へ宅急便を使って野菜セットの宅配

・都内へ自分で野菜を持って行ってマルシェ

・マルシェを開催している方への野菜の提供(買取)

 

をメインの売り先にして、無農薬のたくさんの種類の野菜たちを出荷していました。

 

結果、、、

 

稼げない!笑

 

無農薬でしかも少量多品目だったので手間が恐ろしいほどにかかったせいもありますが。

 

いや、それ以上に私が体力がなくて長時間働けなかったのもあります。

 

というか一人農業は効率悪い!!

 

・・・

 

じゃあ農協に卸したら稼げるのか?

 

答えはYESでもあり、NOでもある。。。

 

うちの主人は青梗菜(ちんげんさい)がメインの農家です。

 

15年前、直売所というものができる前までは100パーセント青梗菜を作って、全て農協に出荷していました。

 

旦那の両親2人でやっていましたが、単品目栽培は効率が良いので、農協へ安く出荷したとしても、そこそこ稼いでいたそうです。

 

ガンガン作って、ガンガン売るスタイルですね。

 

今は旦那も入って半分青梗菜、半分直売所用に旬の野菜を色々作って、青梗菜のうち半分だけ農協に出荷しているというスタイルです。

 

直売所に出荷した方が高く売れます。

 

売価だけでみると青梗菜で40パーセント近く違います。

 

しかし、今と昔、売り上げだけで比べると20パーセントくらいしか伸びていません!

 

単価も上がり、旦那という労働力が一人増えているのに、です。

 

少量多品目をやるには手間もかかるし、農薬も野菜によって違うから頭も使う!!

畑の回し方も考えなければならず、複雑になります。

 

さらに、色々な資材が必要になるので、経費もかさみます。

 

しかし、旦那曰く、青梗菜だけだった時は本当に仕事がつまらなかったと。

ひたすら青梗菜をとって、詰めて、農協に持って行って、帰ってきてまた青梗菜とって、詰めて、たまに種まいて、、、

 

しかし今は季節によっていろんな野菜ができて、直売所に自分で持って行ってディスプレイ考えて、売れる野菜リサーチして、来年はこれを作ってみようと企んだり、直売所の農家仲間もできて情報交換して。。

 

などなど。

 

仕事って売り上げだけじゃないですよね。

 

自分がいかに生き生きと仕事ができるか。

 

楽しめるかって大切。

 

この年になると仕事が人生の大半を占めます。

 

その仕事が楽しくないといくら稼げても虚無感に襲われますよね(私は)

 

この話をすると長くなるのでいつかに回します。

 

今回は農協は果たして悪なのか!?という話です。

 

旦那と、

「農協は安いんだったら卸すのやめればいいじゃん。「おつきあい」とかそういうのいらなくない!?農協におんぶに抱っこじゃなくて、それより自分たちが自立してちゃんと直売で稼ごうよ!」

 

とか、色々農業の方向性について話すのですが、

 

「レストラン出荷とかは事務仕事も増えるし、複雑になるし、単価は上がるけど、めんどくさい割には稼げないと思う。」

 

「農協は確かに安くて悲しくなる時もあるけど、直売所でははける量も限られちゃうし(青梗菜はほうれん草、小松菜のようにたくさん売れる作物ではないのです)例えば豊作だったり、たくさんできてしまったときに、こちらの都合で全量買取してくれるのは農協しかないから、農協への出荷はやめられない。安定して出荷できる先だ」

 

と話していました。

 

確かに農業は博打という言葉があるように、天候によって豊作だったり不作だったり色々あるわけですね。

 

農家の色々な都合も考慮してカバーしてくれる農協さん。

 

どうやら付き合いを続けているのはただ単に「おつきあい」だけじゃないようです。

 

農協は唯一無二の、農家にとってもありがたい存在なのです。

 

だからといって農協王様で何やってもいいということではありません。

 

ただ、単純にメディアで流される情報のまま「農協は悪だ」と思って欲しくはありません。

 

小泉農水大臣は色々な農家に話を聞きに行き、現場の声を吸い上げるのがうまいと、農水副大臣の方が柏に講演にいらっしゃったときに話をしていました。

 

しかし暴走気味な所が気になると笑

 

小泉農水大臣がどんな農家に話を聞きに行っているかわかりませんが、想像するにほとんどが、大きくて成功している農家でしょう。

 

その農家は完全に自立していて、それこそ農協という組織に頼らなくても、自分のところだけで回せているでしょう。

 

そしてその農家は言うでしょう。

 

「農協なんていらないよ。今は直売の時代だよ。うちだけで大きいところと直接取引きできるんだから。」

 

しかし日本は中山間が多い土地です。

 

アメリカのように広大な土地が広がっているわけではありません。

 

また、うちのように都市型農業で農地を広げたくても広げられない農家もいます。

 

ある程度大規模化は必要だと思いますが、どうしても大規模化できない部分があるのが日本の農業だと思います。

 

そしてここからが大事。

 

農業は「職人の仕事」だと私は思っています。

 

農作業は誰でもできますが、農業は難しいです。経験が必要です。

 

毎日同じことを繰り返す忍耐力が必要です。

 

農業は栽培だけで時間がかなり取られるのです。

 

その農業という仕事にプラスして、自分で高く売れるよう工夫しろ。というのは結構酷な話です。

 

もちろんやっている方は多くいます。

 

その方は篤農家(とくのうか)と呼ばれてどこの世界でも通用できるでしょう。

 

しかし農家はうちの旦那のように家業だからやってるというちょっと道楽息子みたいなのもたくさんいます。

 

でもその仕事は農業です。

 

人間が生きていくために必要な食べ物を作っている人達です。

 

その人たちみんながみんな自分で売り先を考えて、工夫して、営業して、契約して事務仕事もこなして、、、なんてできるとは思えないし、する必要がないと思います。

 

職人は「作る」に特化していいと思います。

 

なので、それをサポートする存在は必要不可欠です。

 

もちろん農協が無くなっても、どこか別の企業がやってくれてもいいです。

 

でも、、、

 

農業は単価が単価ですし、農家の数も減ってきているので、いろんな企業が入って、競争してうんたらかんたらという普通の企業のイメージとはちょっと違うと思います。

 

どちらにせよほぼ独占になることは目に見えてる気がするのです。

 

先に述べたように、日本では小さい農家は必要不可欠です。

 

大規模化、集約化は現実的になかなか難しい問題です。

 

農業を安定させることは、国を安定させることでもあります。

 

農業を強くすることは、国を強くすることでもあります。

 

結局食べ物がないと人は生きていけないんですから。

 

あーこの話すると長くなる。

 

かなり省略したつもりなんですけど。

 

要所要所でもっと深く掘り下げたいところがあるので、また今度書きます。